自然素材の家の
メリット・デメリット

自然素材の家について

  • 田中住プランニングは、自然素材を使った家をご提案しています。お客さまとご相談しながら決めていきますが、おすすめしたいのは柱や床、壁だけでなく、クローゼットの中まで自然素材を使うことです。それにはちゃんと理由があるのですが……。
    「自然素材がいいとは思っているけれど、本当の理由はよくわからないな~」「自然素材のほうがいいというイメージがあるから選んでいる」
    そんな方にこそ、自然素材を使った家で暮らすメリットを知っていただきたい!
    もちろんメリットだけではありません。メリット・デメリットの両方を知って、納得いただいてからマイホームを建てることが大事です。

自然素材の種類

そもそも自然素材とは何を指すのでしょうか。主な自然素材を紹介します。

  • 無垢材

    薄いベニヤ板を貼り合わせた合板や、板材や小角材を長さや幅、厚さに合わせて接着してブロック状にした集成材など人工的につくられた木材とは違い、自然のままの木材のことを指します。建材として使用されるのは、パイン、スギ、ヒノキ、オークなどですが、それぞれに特徴があります。

  • 珪藻土(けいそうど)

    珪藻という植物性プランクトン類の殻の化石が積み重なって固まった土のことです。古代ギリシャでは、すでにレンガとして使われていたそうです。素材として長い歴史があります。

  • 漆喰

    水酸化カルシウムを主原料とした壁材です。麻などの繊維を加えて強度を増します。日本の家屋ではよく使われていたので、なじみのある方も多いでしょう。

    田中住プランニングがクローゼットの中も無垢材を使用するとこをおすすめしているのは、クローゼットが肌に直接触れる洋服を入れる場所だからです。いくら床などを無垢材にしても、肌との接触が一番多い洋服を入れる場所に人工的な建材を使うことで、アレルギーなどを誘発することにもなりかねません。しかしクローゼットの中は見える場所ではないので、意外に無垢材が使われていないことが多いんです。

自然素材の家のメリット

  • 自然素材を使うことで得られるメリットはたくさんありますが、特に重要なメリットをいくつかご紹介します。
  • 1香りでホッとできる

    子どもの頃、学校から帰ってきて、台所から夕飯のいい匂いがしてくると嬉しくなったり、早く夕飯を食べたくなった記憶があります。多くの方がそんな体験をお持ちだと思います。一方で、街を歩いているときに変な臭いがすると、その場を急いで立ち去りたくなりますよね。このように嗅覚への刺激は、私たちの感情や記憶にさまざまな影響を及ぼします。

    豊かな森林の中を歩いていくときのように、マイホームが木の香りに包まれていたらどうでしょうか。それだけでホッとしますよね。木材の香りをかぐとホッとするのは、木材に含まれているセスキテルペン類という成分が働いているからです。セスキテルペン類は、アロマオイルにも使われるほどリラックス効果が高い成分で、自然な眠りを誘発するので睡眠の質を高めたり、ストレスを軽減する効果があるといわれています。自然な香りに包まれて眠ることで睡眠の質が高まれば、疲労回復も期待できます。

  • 2集中力がアップする

    勉強や趣味など何かに没頭しているときは、緊張とリラックスのバランスが取れている状態にあります。そして集中力は、身体をリラックスさせることで高まります。自然素材の持つ香りはストレスを軽減して、リラックスさせてくれると上で説明しました。自然素材に囲まれた室内であれば集中力が高まり、お子さんの勉強もはかどるのではないでしょうか。

  • 3調湿効果がある

    天然の木材には調湿効果があります。室内の湿度が高ければ空気中の水分を吸収し、逆に乾燥していれば湿気を放出します。そうして室内の湿度を一定に保つよう働いてくれます。極端に湿度が高くなればカビや細菌の繁殖に影響を与えますが、湿度が下がって乾燥すれば風邪の原因にもなります。私たちの快適な生活に、自然素材の調湿効果は欠かせないのです。

  • 4カビ防止

    カビが発生する原因には、温度(20~35℃)・湿度(70%以上)、ほこりや食べカスなどの栄養分などが挙げられます。その原因のひとつでもある湿度の調整には、自然素材の調湿効果が役立ちます。カビの原因にもなる結露の発生を防ぐことにもつながります。

  • 5抗菌作用

    例えばヒノキは、非常に高い抗菌作用がありシロアリを寄せつけにくいことから、神社仏閣などの建材として使われることが多いです。床材として無垢材を使用すると、ダニなどの細菌の繁殖を抑えます。お子さんが素足で歩き回ったり、寝転がったりしても安心です。

自然素材の家のデメリット

  • メリットだけではありません。自然素材を使った家のデメリットもちゃんと知っておいてください。
  • 1変形する

    自然素材の木材は、建材として使用する前に十分に乾燥させますが、その乾燥が足りなかった場合、反り返ったり、割れたりといった変形が生じます。自然素材の木材は生きています。経験豊富な工務店や現場で作業を行う大工さんであれば、その特徴を熟知したうえで施工します。そもそもで言えば、十分な乾燥が行われた木材を見極めて仕入れているので、暮らしに影響を与えるほどの変形は起きません。

  • 2傷つきやすい

    椅子など家具類を置いた場所に傷がついたり、水をこぼしたりしたままで長時間放置すると跡が残ったり、痛みやすくなります。慣れるまで面倒だと思われるかもしれませんが、お手入れをしながら愛着をもって使いつづけると、色合いが変わったり、ツヤが出てくるのも自然素材を使う魅力のひとつです。自然素材の知識が豊富な工務店に、メンテナンスのコツや傷をつけないための工夫を聞き、お手入れをしていくといいでしょう。

  • 3施工費が高くつく

    例えば珪藻土は固まるまで時間がかかるので、施工に時間がかかるぶん工費が高くなることもあります。漆喰も同様で、腕のいい職人さんが減っていることもあり、自然素材を使った家は高くつくと思われがちです。
    単純に比較すれば、自然素材を使った家と自然素材を使っていない家では施工費に差が出ます。自然素材の木材と集成材を比較すれば、自然素材の木材のほうが建材としての単価も高いので、「自然素材の家は高い」と思われるのは間違いではありません。

    しかし田中住プランニングでは、お客さまのご予算に合わせて、本当に自然素材を使うべき場所を厳選するなどしながら、施工費を抑える工夫をしています。工夫次第で、施工費が高いというデメリットは最小限に抑えることができるはずです。

田中住プランニングの自然素材

田中住プランニングでは、ご希望・ご予算に応じて、国産杉材の無垢材などを使用しています。自然素材があふれる空間は、リラックスできる心地良い空間をつくりだします。

※画像クリックで拡大表示できます。

  • 床フローリング材

  • 巾、厚み比較

  • システムキッチン

    無垢材の杉材で製作したシステムキッチン。

  • 引き違い戸

    無垢材の杉材で製作した引き違い戸。

  • 食器棚

    無垢材の杉材で製作しました食器棚です。

  • リビング収納

    無垢材の杉材で製作しましたリビング収納です。

お客様インタビューも
ご覧ください

田中住プランニングの
こだわり

田中住プランニングは、家づくりにおいて自然素材、自然壁紙、地震に強い、暖かくて快適、適正価格にこだわっています。

最新の施工事例

ギャラリー

自然素材の注文住宅をお考えの方、お気軽にお問い合わせください。

047-455-8761

【電話受付】平日8:00~19:00 ※日曜休み